THE UNIVERSITY
OF TOKYO / IQB
IQB / 研究モデル IQBInstitute for
Quantitative Biosciences
実践と研究上の視点
東京大学定量生命科学研究所における情報開発です。情報の役割や構成、人や環境との関係を捉え、研究所との接点をつくっています。実践の記録と、研究所そのものを一つの情報として捉えるGeneral TIAS・PIMによる現在の解析を紹介します。


情報の研究と開発

Information research & development
情報を現象として捉え、分野の境界を越えて研究します。解析・モデル化と開発・実装を通じて、情報環境の適化を目指します。
研究へIn practice 01 / 12
NICHIJO ARTS & SCIENCES ARENA情報そのものの性質・構成・関係・働きを探究し、その理解を、人が暮らし、働き、学ぶ環境へつなげます。
情報の構成や関係が、どのような働きと変化の可能性を生むかを研究しています。解析・モデル化・観測・開発を通して、情報への理解を深め、その性質に即した研究と実践の方法を探究します。
目的は、情報環境の適化です。環境が成立し、働き続け、更新され、新たな可能性を持てる条件を、維持・回復・創出することです。
領域を横断して情報を探究し、その研究方法とモデルを発展させ、更新しています。
Within the inquiry
情報を読み解き、
つながりを捉える。
情報そのものの性質・構成・関係・働きを探究する理論です。
INFO-VIRONMENTとは、情報そのものの性質・構成・関係・働きを探究し、その理解を情報環境の適化へつなげる理論です。
情報そのものへの理解を、人が暮らし、働き、学ぶ環境へつなげます。解析・モデル化と開発・実装を通じて、情報環境の適化を目指します。
対象の成り立ちと性質を、情報として記述・解析する方法です。
General TIASとは、対象を情報として記述・解析し、分野や規模の異なる対象を共通の枠組みで扱うための方法です。
分野や規模の異なる対象を、共通の枠組みで記述・測定・比較するための研究を進めています。
対象の構成や関係、状態をモデルとして表します。
PIMとは、対象についての記述を、根拠と生成規則に基づくモデルで表し、構成・関係・状態やその変化を観察・比較・検討するためのモデルです。
PIMでは、General TIASによる記述・解析とモデルの表現を、根拠と規則に基づいて対応付けます。モデル上の配置や運動を通して、対象の構成や変化を観察・比較する方法を研究しています。
Purpose, relationships and action
目的に応じて、
関係と働く条件を組み立てる。
Research
takes form.
情報開発におけるFORMは、目的と条件に応じて組み立てる、情報の構成と作用の形態です。対象の性質や状態に関する記述・解析をもとに、情報の構成と、他の対象・主体・環境との関係を研究・開発します。
情報の配置や表現、接する機会、運用の条件を具体化し、対象が目的に沿った状態へと変化することを目指します。その構成と働きを観察し、目的や条件に照らして更新を重ねます。
既存の構成と作用を読み解く研究と、目的に応じた情報の開発を一体として進めています。FORMを通して、情報が人や社会との接点でどのように働くか、その構成と条件を探究します。
実践とのつながりを見る協働を通して取り組んできた情報開発の実践を紹介します。対象を情報として捉え、その性質や関係をもとに、目的や状況に応じた開発を進めています。対象の可能性を人や社会との接点で具体化してゆくことを目指します。
Obayashi Corporation
+ Tokyo Sky Tree®
東京スカイツリーと人との間に、成長を見守り、共有する関係をつくるための情報開発です。大規模な建設を、一人が身近な成長を見守る視点から捉え、建設の進行に応じて各時点の姿を伝える情報と、接する機会を対応させています。完成までの時間が、人と対象との関係が育つ条件となるよう構成されています。
各時点にしかない姿を伝える情報をVisual NODEとして、定期刊行物やイベントを通じて人と建設過程をつなぎます。変化に継続して接する機会を組み込み、見守り、共有する経験の積み重ねから、親しみや愛着が育つことが計画されています。
With Obayashi Corporation · M.E.D. Co., Ltd.
MAZDA Zoom-Zoom Stadium Hiroshima
場を軸とする情報の構成プロ野球球団・広島東洋カープの新本拠地に、旧広島市民球場で育まれた球団と街、市民との関係を受け継ぐための情報開発です。球団を象徴する色彩を軸に、情報に接する位置や順序と表現を関連付け、球場のサインを構成しています。本拠地を共通の核とし、施設内の情報が、関係の継承と場のまとまりを支えるよう構成されています。
球場のサインに表された視覚情報をVisual NODEとして、市民や来場者と球団・本拠地をつなぎます。街での展開をその導入として球場内の情報へとつなぎ、記憶や思いを新たな場へ受け継ぐ構成です。球場が、球団とそれを支える街や市民との関係を共有する場となることが計画されています。
With Environment Design Institute · M.E.D. Co., Ltd. · City of Hiroshima
IQBInstitute for
Quantitative Biosciences
東京大学定量生命科学研究所における情報開発です。情報の役割や構成、人や環境との関係を捉え、研究所との接点をつくっています。実践の記録と、研究所そのものを一つの情報として捉えるGeneral TIAS・PIMによる現在の解析を紹介します。


04 / Connection in practice
対象と他の対象・主体・環境との接続を担う情報のまとまりです。
何と何が、どの情報を介し、どの経路・条件でつながるかを研究します。情報開発では、接続を担う情報を特定し、目的に応じて具体化します。
NODE
TAIKEIDO YAKUHO
漢方と生活者の接点に、日常の行為を示す名称・記号と、一回分から関わるための利用単位が組み合わされています。「動く」「休む」等の言葉と記号は漢方の役割と日常との関係を、パッケージの区切りは利用の単位を示しています。こうした情報のまとまりが、生活者と漢方の接続を担うVisual NODEです。意味を読み取る情報と具体的な利用条件が手に取る場で対応し、日常の中で漢方との関わり方を見いだせるよう構成されています。
NODE
SQPV GLASS
ガラスに備わる発電・遮熱の働きは、その外観だけでは読み取れません。素材そのものをVisual NODEとして、見た目から分かる性質と、機能や利用条件を示す情報を対応させています。素材の性質がどのような場で働くかを、人が読み取るための情報と接続条件を研究しています。導入の理解・判断を支え、環境への負荷を抑える利用へつなぐことを目指しています。
NODE
ORGANIC WHOLE
地形の隆起や木々の成長を手掛かりに、自然の成り立ちと生活空間・機能との連動を研究しています。8つの庭を縫う建物の配置や半地下から2階へ続く傾斜天井、曲面壁、開口部などには、自然の構造と認知科学に関する研究が反映され、住み手が空間の広がりや内外のつながりを知覚できるよう計画されています。これらの形や素材、配置に表れる情報は、庭と室内、室内各所の関係を示し、暮らしの中で空間を利用する住み手との接続を担うNODEとして構成されています。
NODE
Dr. Nano Mini
目に見えない泡やウォーターライン内部の現象が、図解や試験記録など別の形式の情報を通して示されています。現象の仕組みや試験で観察された状態などに、設置や使用の情報を対応させています。これらの情報は、異なるスケールの現象と現場の理解・判断をつなぐVisual NODEとして、互いの関係が照合できるよう構成されています。技術を読み取り、どのような条件で利用するかを判断する接続点となることを目指しています。
Observe / Compare / Question

情報の構成や関係が、どのような働きと変化の可能性を生むかを研究しています。分野や規模の異なる対象を共通に記述・測定・比較する方法を開発し、情報環境の適化を目指します。PIMでは、対象に関する資料を解析し、生成規則に基づいてモデルを構成します。モデルの形や動きに、対象の違いがどのように表れるかを観測・比較しています。INFO-VIRONMENT OPEN LABでは、この研究の一部として、モデルの観測記録と観測条件、研究記録を公開しています。
目的や課題を設定して情報を開発し、その構成や条件を変えながら、社会での実装を通じてその働きと可能性を検討する研究も行っています。
情報モデルの観測・比較と研究記録を、INFO-VIRONMENT OPEN LABで公開しています。
研究所と人との接点を担う情報の実績記録と、General TIAS・PIMによる現在の解析を併せて掲載しています。
General enquiries
仕事のご依頼・ご相談、協働のご提案、その他のお問い合わせ。
Publications, exhibitions & media
活動・研究成果に関する出版企画、展示への招聘、取材など。